読んだきっかけ
この本は逆算手帳のセミナーで考案者のコボリジュンコさんがオススメされていて、その場でキンドル版をポチリました。なんと2017年12月現在読み放題サービスで読めます。
読む目的
逆算思考でご自分の人生をどんどん切り開いて行っているコボリさんがオススメする「人生計画の立て方」を知りたくなったのです。僕の人生にも取り入れられればいいなと思いました。
作者の本多静六博士は
苦学の末入学した林学の学校を落第してしまいます。それを悲観して自殺を試みますが失敗し、その後は死ぬ気で勉強し首席になったそうです。この時の経験が本多博士の人生を大きく変えたそうです。
そしてドイツ留学中に学んだ「林業計画」から人生にも計画を立てようと発想し実践されました。
本多博士の人生計画(旧)
第一 満四十歳までの十五年間は、一身一家の独立安定の基礎を築くこと。
第二 四十歳から六十歳までの二十年間は、専門の職務を通じてもっぱら学問のため、国家社会のためにに働き抜くこと。
第三 満六十歳以上の十年間は、国恩、世恩に報いるため、一切の名利を超越し、勤行布施のお礼奉公につとめること。
第四 幸い七十歳以上に生き延びることができたら、居を山紫水明の温泉郷に卜し、晴耕雨読の晩年を楽しむこと。
第五 広く万巻の書を読み、遠く万里の道を往くこと。
上のような人生計画を立てました。しかし七十歳を過ぎた時さらに20〜30年生きられそうだと思った博士は、百二十歳までの遠大な理想を盛り込んで計画を立て直したのです。実際には八十五歳で亡くなったそうですが、すごい人だなと思います。
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本多博士の人生計画(新)
満二十一歳より六十五歳までの四十五年間は、身のため国のために働く。すなわち、国家社会目的に沿うた科学的勤労道を決定して、人生の活動期として悔いる所なく、最も有効適切な勤労にはげみながら、あらゆる面において老後の準備をする。六十六歳から八十五歳までの二十年間は、お礼奉公時代として、全く報酬や名誉に超越し、もっぱら過去の経験と日進科学知識を活かして、社会国家のための全力を打ち込み、八十六歳以上は晴耕雨読、働学併進の簡素生活を楽しみつつ相き相談や人生指南に当たるというのである。
博士は計画は計画、うまく行っても行かなくてもいい。ただし計画自体がなければ、人生の道しるべがないのと同じと考えていたのではないでしょうか?
グッと来た言葉
「人生即努力、努力即幸福」
「仕事の道楽化」
今でも全然色褪せない、素敵な言葉だと思います。
まとめ
現代の考え方には則していない話もあるけど、いま博士が生きていたら同じことは言わないのではないかと思います。
時代に沿った人生計画を立てたことでしょう。
僕も人生計画を真面目に考えて見たいと思います。