もう随分前のことのように感じるけどあれは何年前だろう?
多分次女が小学校の低学年くらいではなかっただろうか?
どんな経緯だったかは覚えていない
些細なとこで次女を怒鳴りつけた。とても大きな声で、どこからも反撃できないほど圧倒的な迫力で。
僕ら男性が思っているよりもずっと女性や子供たちは怒鳴られたりするとこに恐怖を感じるそうだ。
今思い出すとそれだけで次女や家族に申し訳なく、かわいそうで、自分のことが情けなく、いろんな感情が混じり合い涙が出てくる。
いつか謝りたいなと思っていた。ただ改まってそれをやるのは気恥ずかしさから憚られた。
ある朝のことだ、いつものように食卓で奥さんと話をしていると、次女もそこにやってきた。
「あれ?今チャンスじゃね?」と思ったら口が動いていた。
ちょうど心を解放するワークショップに参加した直後だったこともある。
僕は泣きそうだったけれどなんとか泣かずにいられた(と思う)
次女は少しだけ驚いたように、そして少し笑って、目だけで返事をしてくれたように感じた。
なんてことないことだけど、それが言えて良かった。
多分今でも彼女の心の中には傷があると思う。この先それで苦しむことがあるかもしれない。
それでも今の思いを伝えることができて良かったと今は思う。
▼二人で江ノ島に行った時の写真