農業とIOT 手段じゃなくて目的が大切 サイボウズ潜入記

農業とIOT

あるパーティーでの出会い

ワインツーリズムやまなし2016の1日目に行われた、とあるパーティーで外資の大手IT企業にお勤めの方と知り合ったのだが、その会社にはなんと農業クラプがあるそうなのだ。IoTを活用して野菜を作っているとのことだった。

その時は凄いなーと思いつつそのまま流してしまった。しかし元々ガジェット好きなこともあるし、果樹の栽培で日照時間や降雨量などデータを蓄積したら、経験や勘を数字にできるかもと思いに囚われた。そうなると居ても立っても居られずその方に是非お話を聞きたいとメッセンジャーでお願いした。

実際には企業の農業クラブでIoTをしているのではなく、以前その企業に勤めていた中村さんという方が自分の畑でやっているとのこただった。取次をしてくれた方は僕より若くまだまだ青年といった感じだったが、段取り力が高くあっという間に中村さんにお会いできることとなった。ご縁に感謝、ありがとうございます。

IOT

IoT:Internet of Things(モノのインターネット)とは、従来は主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々な”モノ”を接続することを意味します。読み方はアイオーティーです。

IoTとは?|IoT:Internet of Things(モノのインターネット)の意味 – モノワイヤレス https://mono-wireless.com/jp/tech/Internet_of_Things.html
そのモノの中に積算温度や日照時間、降雨量を図るセンサーがあり、それらで集めたデータをルーターを介してサーバーにおくりデータの収集、管理をする。

僕はここに注目した。そのデータがあれば潅水のタイミングがベストに出来るのではないかと思ったのだ。
でもそんなことはとっくにみんな知っていて、すでにやっているところもあるのかもしれない。

サイボウズ株式会社に潜入

中村さんがお勤めのサイボウズ株式会社にお邪魔させていただいた。キントーンなどのグループウェアで有名なIT企業だ。

サイボウズ – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%82%BA

日本橋の大きなビルに入りロビーで入館証を発券(自動でびっくり)
みんなビジネスマンなのに僕だけダウン着用で場違い感がすごくてかなりビビってました。

▼アウェー感満開img_9610

サイボウズオフィス
指定されたフロアに到着。するとなんだか馴染みがあるような、、、、

▼キリンがいた、、、
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▼なんか僕が抱いていたIT企業の想像と違う
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調べてみると有名なオフィスだった。
【訪問日誌】サイボウズ株式会社様へ行ってみた~オフィスツアー編~ – SUPINF log https://blog.supinf.info/30-blog/visit/575-%E3%80%90%E8%A8%AA%E5%95%8F%E6%97%A5%E8%AA%8C%E3%80%91%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%82%BA%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%A7%98%E3%81%B8%E8%A1%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%80%82

そこでのお会いしたのが中村さん(写真を撮っていただくのを失念)

新しい働き方をされていてサイボウズには3日間、他の企業に2日間、そしてまた違う企業に2日間、、、って休みないんですか!?

お互い情報共有しましょうと言っていただいたが、ほとんど僕だけが新しい情報をもらってしまったように思う。そしてなぜか初対面の僕にコンサルのようなこともしてくださる。働き方といい懐の深さが半端ない。

そこで学んだのは、せっかく経費をかけて設備投資しても、何のためにそれをやるか、「出口」が決まっていないといけない。目的を明確にしないといけないと言うお話だった。

僕にはIoTを入れればそれで作業の効率化ができるかもしれないという単純な思いしかなかった。しかしその先の何の為にやるか?が明確になっていて、さらに目的達成のためにIoTが役に立つことが大切だったのだ。

そもそも農業との関わりだったり自分の立ち位置だったり色々模索している僕としては色々考えさせられた。非常に貴重な時間だった。何の関係もない僕を受け入れ、話を聞かせていただきました。ありがとうございました。

そしてその後も思ってもみない展開に。。。続きはまた今度。