衝撃的な出会い!
東京に行く際は高速バス派です。僕の場合はなんといっても家から見える距離に高速バスの停留所があるのがいいのです。
いつも使うバスは中央高速の「釈迦堂」というパーキングエリアで休憩を取るんですが、そこで友達にお土産を買うことがあります。
とくに山梨の銘菓である「信玄餅」を買うことが多いです。
その日も信玄餅を買おうかと何気にパーキングエリアの売店を見ていたところ出会ってしまいました!!
なに?
その名も「ももっこ」早もぎの桃の実をぶどう酢につけてあるのです。
桃は「おろ抜き」といって蕾の時期の摘蕾(てきらい)、花の時期の摘花(てきばな・てきか)、実の時期の摘果(てきか)という間引く作業をします。
その摘果の時期に間引いて捨ててしまう桃の実を使い作ってあるのがこの「ももっこ」なのです!!
いつも捨ててるんですよ!?それが製品となって世に出ている!!桃農家の僕にとっては凄く衝撃的でした!もちろん即購入、食べてみたいじゃないですか!!!
開封の儀からの実食!
お味は??
梅ほどは硬くなく、歯ごたえはあるけど思ったより軟らかくコリコリした食感がいいです。種の部分も硬くなる前なので一緒に食べれてしまいます。ぶどう酢の爽やかな酸味と、桃の実のほのかな香りがとても上品な感じ。ビールよりワインに合うと思いました。マティーニに入れるオリープみたいに使うといいかも!?
この製品のすごいところは今まで『廃棄』していたものを製品にしていることだと思うんです。
おろ抜き作業のときいつも「もったいないな」と思っていた僕としてはなおさらです。
生産元は?
調べたところ山梨県山梨市にあるアサヤ食品株式会社という元々ワインビネガーを作っている会社で、「ももっこ」は4年前の2012年から作っているそうです。
すごいアイディア商品だなと思いました。残念ながら大量生産できないそうでアサヤ食品さんのホームページにも置いてないようです。
お知らせ – アサヤ食品株式会社
6次化とは?
タイトルにもある6次化というのは、もう20年ほど前から提唱されている農家の収入増のための方法の一つです。
農林水産業のなどの1次産業、加工生産業の2次産業、流通販売の3次産業を全てやることで1×2×3=6(もしくは1+2+3=6)で6次産業とか6次化と言われています。
第六次産業 – Wikipedia
6次化の問題点
現時点でも小規模にやっている農家は結構ありますし、実際僕の家でもジャムとかコンポートなんか作ります。
しかし農家の一番の繁忙期は収穫時期です。加工は収穫と同じ時期にしなければならず、忙しくてなかなかできないのが実情だと思います。
それを請け負ってくれる場所や施設があればいいなーと思っていました。
まとめ
さてこの製品をそのままマネできるかというとちょっと難しいのかな?
でもぶどう酢を仕入れて作れば、、、とか妄想しています。
あとは繁忙期にそれをやる人手とやる気か、、、んー
最後まで読んでいただきありがとうございます!!