有機農業特別講座に行ってきました

有機農業特別講座

今日は午後からお勉強の日。
山梨県長坂町にある山梨県立北杜高等学校で行われた、山梨県/専門学校農業大学校主催の「有機農業特別講座」に行ってきました。

山梨県立北杜高等学校 – Wikipedia

山梨県/専門学校農業大学校

有機農業特別講座

いつもお世話になっている農業の師匠からのお誘いで、近所の農家の大先輩達とご一緒させていただきました。
じつは内容は良く分かっていなかったのですが、面白そう!と深く考えることなく参加してきました。

講師

講師はお二方、小泉武夫さんと向山茂徳さん。

小泉武夫さん

小泉武夫 – Wikipedia

向山茂徳さんの経営されている黒富士農場

農業生産法人 黒富士農場

小泉武夫さんは、発酵学者で食から有機農業に取り組んでいる方。
向山茂徳さんは、山梨県甲斐市で黒富士農場という日本初のオーガニック鶏卵場を営んでいる方。
恥ずかしながらお二人のことは存じ上げていなかったのですが、向山さんの黒富士農場のことは少しだけ聞いたことがありました。

そもそも有機農業ってなに?

インターネットの百科事典、Wikipediaでは

有機農業(ゆうきのうぎょう、Organic farming、Organic agriculture)とは、輪作、緑肥、堆肥、微生物疾病制御といった手法を利用して、土壌生産効率を維持し、病気を回避する、農業の方法である。有機農法、有機栽培、オーガニック農法などとも呼ばれる。

と言われています。色々ないい方、捉え方があるようですが、僕の中では化学肥料や農薬は使わずなるべく自然に近い状態で農業をすることと捉えています。

小泉さんのお話

最初に資料を頂いたのですが肩書きだけでA4両面が埋まるほど有名な方でした。著書も多数あり、TVにもかなり出られているそうです。無知でごめんなさい。

一番インパクトがあったのは、
「年収2,000万の農家が多数いる地区がある!」
というお話でした。
それは大分の大山町という地域なのですが、土にこだわりいい土を作ることで農薬や化学肥料にたよらない穀物や野菜、果樹などを作れるようになったそうです。

一般に有機農業などは手間がかかる割には収量は減っていまい、収入も大きく増えるという話はあまり聞きません。
いいもの、自分たちも安心して食べられるものを作ることで収入増にもできるなんてとてもいい話です。

ただ時間の都合で具体的な取り組みまではお聞きできませんでした。

向山茂徳さんのお話

経営されている黒富士農場のこだわり農法の話を半分、もう半分は若い受講生(この日は開催した北杜高校の生徒さん、主催の県立農業大学の学生さんがたがメインの講座でした)に向け、情熱をもって夢をかなえようという内容で、ご自分の若いころの経験から今にどうつながってきたかを、訥々と話しされました。

とくに農場の話では飼料から飼育法までこだわってたまごを作られていることがよくわかりました。また県内に3店舗たまごの直売所を持たれ、ケーキやバームクーヘンなど6次化にも積極的に取り組まれているそうです。

まとめ

自分たちの農法とは違う所、参考にできるところ色々感じましたが、「いいものが作りたい」「お客さんに喜んでもらいたい」という気持ちは同じだと思いました。
考えさせられることも多く、しばらく自分の中でこの気持ちを育ててみようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。