ちょっと特殊な介護技術!スーパートランスのご紹介(動画あり)

昨日の記事

毎月開催、山梨の介護勉強会「ごく楽介護の会」に参加して来ました! | 晴耕雨ログ ごく楽文化農園! https://hareame.narki789.com/?p=406

でご紹介出来なかった介護技術ををちょっとだけご紹介したいと思います。

昨日の記事の中でもふれましたが、この技術は介護アドバイザーの青山幸広さん直伝です!

介護アドバイザー青山幸広が教える、楽ワザ介護術。スーパートランス・排泄ケア・ひとり浴など。業務改革のプロ・ケアプロデュース・RX組

介護する方もされる方も楽々に!相手の力を無理なく引き出し生活リハビリ
そんな技術なんです!

今日はその中でも代表的なワザを3つほどご紹介します!
ただ良い子も皆さん一つ約束して下さい、この動画を見たからといっていきなり利用者さんに試すようなことは絶対にしないで下さい。
例えば柔道の技を動画だけで習得出来るでしょうか?自転車に乗れない子供が動画を見ていきなり乗れるようになるでしょうか?
それと同じことなんです、しかも介護の現場には危険もいっぱい!無理にからを動かしてしまったりすると、か弱い利用者さんの骨は簡単にポッキリ行ってしまうかもしれません。
もしこの技術にご興味があれば青山さんのセミナーかごく楽介護の会にお越し下さい!!

トランス

普段からトランス、トランスと言っていますが「トランスファー=移乗」のことです。
音楽のトランスとはチビッと違いますw

立ち上がりの3原則

どの技術にも通じていることなのですが、「立ち上がりの3原則」が基本になっています。
「立ち上がりの3原則」とは
足をひく
前かがみになる
高さがある(下腿長=膝の少し下から床間での長さ+α)
つまり人間の自然な動作を妨げずに、持っている力を最大限引き出すワザなのです。

後ろからのトランス

まず一つ目は
後ろからのトランスです!(実は名前がないんですw)
車いす←→ベッド、車いす←→トイレ、食事の際の車いす←→普通のイスなど特にお年寄りの施設で絶大な威力を発揮します!!
ただ乗り移るだけでなく上達すると移る途中にズボンや下着の脱着も介護者一人で行うことが出来ます!(上級者のみ!!)
このトランス使える利用者さんは、立つ力がかなりある方となります。

3点トランス

続いて3点トランス!
片方の足ともう片方の膝とつま先の付け根の3点で体を支えます。別名「遠山の金さんすわり」。昔の畳屋さんが畳を縫う時にこの座り方をしたそうです。前後左右どこから押されてもバランスを崩さない安定した体勢が作れます。
このトランスは一つ目の「後ろからのトランス」よりも足の力がない方などが対象になります。次にご紹介する3つ目のトランスと1つ目のトランスの中間に位置する感じです。

スーパートランス

最後はスーパートランス!
なんだか踊りたくなっちゃう名前ですが「超移乗」が直訳ですw
このトランスは利用者さんの四肢麻痺がある方でも、介護者一人で安全に安楽に行えるワザです。

他にも色んなワザがありますし、この3つのワザにも色々バリエーションがあり、利用者さん一人一人に合った介助方法、さらに言えばその日の体調に合った方法を選んで提供することが出来るのです。

まとめ

よく青山さんが話してくれたのが
「利用者さんをどこかに連れて行って上げたい気持ちがあってもそれを実行出来るワザがなければダメだし、ワザだけあって一人で何人ものトランスを簡単に早く、業務優先的にやっているようではダメ、少林寺拳法の『力愛不二』なんだよ」ってことでした。

そして最後にもう一度、この動画を見ただけでは実際の介助は出来ません!利用者さんに恐怖感を与えたり、ケガを追わせてしまうこともありますので絶対に行わないで下さいね!!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日はここまで!ではでは!!